最近の記事

2012年11月25日

フレスコバルディのトッカータも怪しい

前回から続きます。

チェロの曲でも作曲者が怪しいのがあります。

フレスコバルディ作曲でカサド編曲といわれていたトッカータというチェロ曲。良い曲です。

情感たっぷりな序奏とその後のいきいきとした流れ、重音やハイポジションのクライマックスなどテクニックな見せ場もあります。カサドコンクールの課題曲にもなっていました。

この曲もある人によるとフレスコバルディ作曲か怪しいらしいのです。原曲が不明です。カサドは鍵盤曲から編曲したといわれていました。フレスコバルディはたくさんのオルガン曲チェンバロ曲があります。トッカータも沢山あります。でもこのチェロ曲の原曲は専門のチェンバロ奏者や学者で楽譜を見たり聴いたりする人がいないそうです。

どうもカサド自身が作曲ようです。私のユニバーサル版の楽譜はジローラモ・フレスコバルディ作曲カサド編曲となっていますが、楽譜によってはカサド作曲、フレスコバルディのスタイルによるトッカータと表記したものもあります。

この曲はちょっとエスプレッシーヴォに弾く方が曲想に合う気がします。カサド作曲だとすればピリオド楽器のアプローチは想定されていないでしょう。
posted by ダンベルドア at 10:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2012年11月21日

偽カッチーニのアベマリア

先月、ストリートコンサートで弾いた曲の一つにカッチーニのアベマリアというのがありました。

この曲は誰の作曲がわかりません。

…ってカッチーニでしょ。違います。

カッチーニという作曲家は3人知られています。ジュリオ・カッチーニとその二人の娘です。16世紀のバロックの作曲家なのですが、ネットで調べまくっても、彼の書いたアベマリアの原譜はありませんでした。

おかしいなと思って調べたら、こんなのがありました。
 * * * *
実際には1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73)によって作曲された歌曲である。
録音も楽譜も90年代前半まで知られていなかった。出典が明らかにされず、現在入手出来る出版譜は全て編曲されたもので、歌詞がただ"Ave Maria"を繰り返すだけという内容もバロックの様式とは相容れない。
ヴァヴィロフは自作を古典作曲家の名前を借りて発表する事がよくあったが、自身が共演しているIrene Bogachyovaの1972年の録音では「作曲者不詳」の『アヴェ・マリア』として発表していた。ヴァヴィロフの没後十年を経てCD録音されたMaria Bieshu(1996)やイネッサ・ガランテのデビュー盤(1994)では作曲者が"D. Caccini"と表記され、ジュリオ・カッチーニの作として広まった。(出典:ウィキペディア)

 * * * *

今やこの曲はよく知られるようになり,シューベルト,グノーのアベマリアと並び3大アベマリアなんていう人もいるみたいです。youtubeをみていたらNHKのアナウンサーも「カッチーニ作曲のアベマリアをお送りします」って言っていました。
バロックじゃないし,バロックの雰囲気ももともとないので思い切り情熱的に弾いてもいいでしょう。なのでコンサートでは「カッチーニのアベマリア」(作曲とは言ってない)をやりますといって自分の弾きたいように弾きました。

こんな例はまだまだたくさんあります。(続く)
posted by ダンベルドア at 13:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2012年04月25日

ニトリと無印のBGM

通り道にある蔵作りを模した建物のニトリにいくと、よく古典派やロココの室内楽曲がかかっている。何の曲か知らないがとても良い。知れない良い曲はまだまだ山のようにあるものだ。有線放送かも知れないが演奏も良い。

無印良品はバロックだ。これもピリオド楽器の演奏で知らない曲だが美しい。無印だからあえて知らない曲なのか。別の無印はアイリッシュだ。無印良品ブランドのBGMのCDがあるからもしかしたらそれかなぁ。

ドコモもっと聴きたくなって長居をしてしまう。
横浜の家の近所のスーパー丸正は、一頃ビートルズをオリジナルで流していた。これなんかは買い物しながら一緒に歌ってしまった。あせあせ(飛び散る汗)

Kスーパーはどういうわけかこのところ子供が歌っている童謡なんだけど音程が悪くて動揺する。これは止めてほしいなぁ。子供だからといってももう少し良くなるはずだと思われる。
posted by ダンベルドア at 19:15 | Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2012年02月11日

泣ける

夜一人残って仕事をしていました。バックでインターネットラジオを聴きながら。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲。もう美しすぎてあかん。涙がでてきます。

YouTubeでグラスハープによるエアー(G線上のアリア)。やばい。号泣してしまう。


この曲は息子の小学校の卒業証書授与のパイプオルガンの音で泣いたこともある。

どうもメンタル面が弱っているかもしれない。

理由は…
posted by ダンベルドア at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2012年02月05日

公開レッスンのアドバイスから

忘れないうちに今日聞いたアドバイスを残しておきます。

アルペジョーネソナタを弾いた後に池村さんからのアドバイス
1.高いところが多くて難しい曲ですが,弓が震えたり緊張が右手に現れているので,むしろ右手は豊かな音を出すことで,左手の難しいところに緊張がいかないようにすると良い。
2.ハイポジションでも重心が浮かないように,高いところが弾きやすいようにしっかり下げて重みがかけれられる体制を作って弾くと良い。こういう曲はエンドピンの長さを変えてまで弾きやすい工夫をしなさいと藤原真理さんからしごかれました。
3.3楽章はもう少し絞ったビブラートが望ましい。
4.2楽章はいろいろな考え方があるが,最近はテンポをあまり動かさない方が今は主流だが・・・
5.ハープだと2楽章などはビートを強く感じるところがあるので,何か方法があればもう少し大きな流れで演奏されたら・・・
6.短調の所は頭のスラーをかけるのが作曲家の意図(私がスラーをとって弾いていたので)
7・真ん中の部分はハープはきれいですね。

備忘録ですので実際に聴かないとと何のことかわからないかもしれません。
池村さん,いろいろ教えていただいてありがとうございました。
posted by ダンベルドア at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2010年09月29日

ヨーヨーマのこの弓の持ち方は?

ヨーヨーマはチェロを使って地球上のいろいろな音楽の表現を広げようとしているとみられます。

ドイツ音楽よりタンゴやこの動画のようなライブの方がいきいきして魅力を感じます。




弓と持ち方,上の方を持っています。こういう音楽の持ち方なのでしょうか。それとも,バロックの弓の持ち方なのでしょうか。
アカデミックな正統的なやり方なのでしょうか。

とっても軽そうに音を出しています。

実は私,これを真似してみました。
そうしたら,発音だけでなく,音色自体がずいぶん変わります。
これは使えるかも。
posted by ダンベルドア at 00:01 | Comment(5) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2010年03月01日

目指すもの

電車の中であの女子フィギュアスケートを見ました。本当にレベルの高い試合でした。

フィギュアスケートはまさに音楽やバレエと似たような芸術ですね。

細かい基準は良くわかりません。
僕は人を感動させればそれが良いのかと思います。

今日のエキシビションはその点で安心して楽しめた。

音楽も同じ。
私は多少音を外しても引っかかっても自分らしい音と表現を気に留めていける演奏を目指したい。
外しても良いという意味ではないですが。

あ。音楽といえばフィギュアスケートは音楽がかなり重要ですね。
選曲はどうなんだろうと思うことが過去にもあったのです。どれとは言いませんが・・・
posted by ダンベルドア at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2010年01月13日

器楽好きor声楽好き

ある大学の関連のコンサートのパンフレットに書いてあったのですが,日本のクラシックファンはかなりのパーセンテージで器楽好きと声楽好きとに分かれるようです。

器楽のコンサートには行くが声楽には行かない。あるいはその逆。

僕は楽器をやっていなかった子供の頃は音楽は歌だったが,中学からギター,高校で金管,大学でチェロを弾いて器楽派になっていました。

ちなみに卒業してからは今までチェロを弾き始めるまではずっと聴くだけ。

でも歌詞のある歌を聴いてもオペラのドラマを見ていても旋律だけを追ってしまいます。坂本教授がテレビで言っていましたが彼もそうでしたね。

10年位前からバッハのカンタータやルネッサンスや近代北欧の合唱曲を聴いたりして,本当に人間の声っていいなぁ。歌ってみたいなと思うけど。ラテン語やドイツ語やフィンランド語は言葉の意味としては脳を動かしていません。

先ほどのパンフレットに書いてありましたけど,今の学生は断然声楽派だそうです。ポップスやロックのジャンルは95%以上がヴォーカルが入っている曲。レポートでは「クラシックは歌詞がないのでつまらない。」とか「音楽は歌詞から入る」ということを書いてくるのが一人や二人ではないそうです。

いい歌詞がぴったり合った曲は本当に感動的ですね。昨日弾いた武満徹の曲もそうだったなぁ。

でも疲れているとき,歌詞のある曲が邪魔になるときもありますが。

クラシックでもオペラがあります。しかもそれを日本語で上演することもあります。実は今年は「メリー・ウィドウ」をやるのですが,日本語上演ということで,弾きながら歌詞を聴けるかが楽しみです。
posted by ダンベルドア at 22:34 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽メモ

2009年12月02日

カサドのオリジナル作品?

houkyouin.jpg
【嵯峨にて】

今年のカサドコンクールの1次予選で必須の課題曲で弾かれていた,「フレスコヴァルディ=カサド: トッカータ」ですが,フレスコバルディってバロックの人ですよね。皆さん弾かれているのを聞くと,モルト・エスプレッシーヴォで熱く弾いてますね。これってバロックとは違うんじゃない?と思ってました。

ふと,じゃあ原曲はどんな風なのとぐぐって調べると,これがわからない。原曲はこれだと特定できる人は誰もいないらしい。

どうもカサドがフレスコバルディのスタイルを模して作ったオリジナルであった可能性がある。
だとすればこれはロマンチックに弾いても場違いではない。
あの有名なアルビノーニのアダージョやヴィタリのシャコンヌやカッチニのアヴェマリアなども後世の作と考えられており,これらの曲も思いいれたっぷりにロマンチックに弾くのが似合っている。

ということで皆さんの熱い演奏に安心して聞き惚れているのです。
posted by ダンベルドア at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2009年11月27日

音程がおかしいのは薬のせい?

オケから回ってきたメールにこんな一説がありました。

“これからの季節、体調を崩してお医者さまから薬を処方さ
れることもあるかと思いますが、咳止め薬「フラベリック」にはご注意なさって下さいませ。半音ズレて聴こえる副作用があるようです。全員そうなるという訳ではないでしょうが、念のために…。”

ぐぐって見るとどうやら絶対音感を持っている人が服用すると,半音低く聞こえるらしい。たとえばAがGisに聞こえてしまうとか・・・

僕は絶対音感はないが,チェロの開放弦とか聴きなれている音は記憶しているのでそうなったら気づくだろう。

「チェロ!そこ音程!」といわれたら咳止めのせいにしたりして・・・
posted by ダンベルドア at 19:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽メモ

2009年11月05日

ロマン派の曲は

昨日,指揮者から聞いたこと,別の識者からも聞いたことを思い出したので忘れずに書いて置こう思います。

【ロマン派の曲のクレッシェンド&ディミニエンドはクレッシェンドで速くなり,ディミニエンドで遅くなる。】
posted by ダンベルドア at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽メモ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。