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2010年02月08日

ためしに弦を替えてみた

弓を替えてから鳴り方をいろいろ確認するうえでA線を替えてみました。
ラーセンのソリストからラーセン(ソリストじゃないやつ)に戻してみた。

この違いは大きいです。替えてみると相当倍音の多い金属的な音に感じる。
反面音色の変化がつけやすく甘い音が出しやすいです。

ソリストは大変まろやかな音でしかも弓のコントロールがしやすく,極端な話ラフなボウイングでもちゃんと鳴ってくれる。反面音色は大味でおとなしい。

でも弓を買えると弦選びももう一度確認しないといけないと感じました。

もちろんこの比較は僕の楽器と弓で弾いてみた感想だから他の人は違うかもしれないです。
タグ:チェロ
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2010年01月27日

これ何の形かな

これは,今度うちの子になったチェロの弓です。
約90歳です。

フロッグのアイは丸ではなく銀の装飾模様になっています。
これは何の形でしょうか。
双葉のように見えます。

どこかのエンブレムにも思えます。

ご存知の方は教えてくださるとありがたいです。

DSCN1055.jpg

この弓を使ってから弓先で本当にしっかり音が出るようになりました。
エチュードを弾いていても弓先で弾くのが楽しいです。

そして短い音がしっかり出せるようになりました。

まだまだ可能性の一部しか引き出せていないですが,弾くのが楽しくなりました。
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2009年12月15日

毛替えのあとに

今日、持ってきた弓2本を毛替えに出しました。
こちらの工房は、女性の職人さん。
以前やっていただいたことがあり、仕事が丁寧だと思いましたので、今回もお願いしました。

やはり、関西より安いと思う。

さて、楽器を持ってきていないので、できた弓は自分の楽器で弾けません。
そうしたら、置いてある100年くらいの楽器で弾かせていただきました。
ドイツの楽器でそれらしい深い音がします。

何年も弾かないで置いてある楽器らしく最初はあまり鳴らなかったのですが、20分くらいでどんどん音が出るようになってきます。

「やはり良い楽器や弓が欲しくなりますね」
と申したら
「どうぞどうぞ」
と弓も出してきました。

ドイツの作者でコンクールに出した弓だそうで銀の装飾がしてあります。チップも銀。なかなか良さそう。値段を聞いたら僕にも手が届きそうです。というか、この値段でこの弓は買いなのかもしれない。

といってもそのつもりで来たのではないので即決はしません。ちょっと重い弓なのでいろいろな状況で弾いてみないとわかりません。自分の楽器でいつもの環境で弾かないと冷静な判断ができないです。
そうしたら、弓を2本、しばらく貸していただくことになりました。
気に入ったら手に入れるかもしれません。

「こちらに帰ってくるときはチェロが手元にないんですよ」
そう申し上げたら、楽器も、他の人に貸してあるイタリアの○百万円くらいのチェロが帰ってきたら貸し出してくれるそうです。

ということで、こちら(横浜・東京)で弾く機会があったらお借りしようかな。
これも気に入ったらどうしよう。
タグ:チェロ
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2009年12月13日

駒の高さ

今まで楽器店でチェロを試奏させて頂いて感じたことは、やはり駒の低い楽器は左手が楽。そこで駒を削り、親指連続の曲でも苦しまなくなりました。

ところが、あるかたに自分のチェロを弾いていただいたら
「駒を低くすると鳴り方がおとなしくなりますね」
と言われました。

その時は良くわからなかったのですが、最近それを裏付ける音を聴いて、やはりそうなのかとわかりました。繊細な音はでるみたいですが…

今度は駒を高くしてみます。
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2009年11月29日

この弦いいみたい

今月初めに弦を替えた。
しばらく弾いてみたけどやっぱりいいみたいです。

A,Dは普通のラーセンからラーセンソリストにしてすぐはちょっと音がソフトだと感じましたが,ラーセンソリストはとてもコントロールがし易い弦です。ロングトーンでも音が伸びますし,サルタートもし易い。とても甘い音も出しやすい。ボーイングのへたさを救ってくれます。

音が丸いので周囲の音に溶けやすく,オケで弾いていても自分の音が人の音に重なるポイントが聞きやすく感じます。

G,Cはスピロコアのウォルラム(タングステン)。
こちらも弾き易く豊かな音で良く鳴るので,楽器がランクアップした気がします。

いずれも高い弦だからこのまま3年くらいは使いたいです。(笑)
タグ:チェロ
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2009年11月25日

ウルフキラー代わり

1穴ミュートを使わないときは,写真のようにV時の穴に弦をしっかりはさんでおきます。

あるプロの方がこうしているのを見て真似したら気がつきました。

ウルフキラー代わりになりました。

DSCN0898.JPG
タグ:チェロ
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2009年11月21日

指は成長するでしょうか

あるチェリストのコンサートではインタビューの時間がありました。

聴衆からの質問で「大人になってチェロを始めたいのだが、手が小さい。これから手は成長するでしょうか。(5*歳)」

答えは「私も左右の指の長さは違ってきました。だから成長するかもしれません。」この人、身長も1センチ伸びたそうですからまだまだ可能性があるのかもしれません。
僕は左手の小指は右より2ミリくらい長いです。でもこれは10代からだからチェロでなくてギターのせいです。これは骨でなくて皮の厚みかも。
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2009年11月08日

弦を変えた

先日,あることころで弦を半額で売っていた。
本日限り!
チェロの弦は高いからね〜。

今の弦を極力持たせようと思ったけど,この際だから新しい弦を買いました。

今回は
A線ラーセンソリスト ミディアム
D線ラーセンソリスト ミディアム
G線スピロコア ウォルラム(タングステン) ミディアム

いままでA線は普通のラーセン。ソリストに変えて違いはソリストは少し太くて固い。音がまろやかです。強い弦だからしっかり弾けば絶対的な音量は多分出るでしょう。この弦に合う弾き方をしていかないといけません。

D線も同様。今までD線は特にやわらかく甘い音のするヘリコアだったので今度の弦は力強く感じます。

G線のスピロのタングステンは自分の中では決定版。本当に良く鳴る弦です。ピチカートでもボンと手ごたえが来ます。今まではスピロのクロムだったので違い歴然です。高い弦ですが,こういう時にと思って変えました。

C線はすでにスピロのタングステン。もう1年以上使っているけどまだまだ現役です。
タグ:チェロ
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2009年09月08日

楽器のマッサージ

今まで、ブログにアップした録音を連続して聴いてみました。

あらためて聴き返すと、ここはこうしないとと課題が見つかります。
こんな演奏を皆さんに聞かせていたと思うと申し訳なく思います。
でも上達のために録音は残しておこうと思います。

楽器も弾く場所も録音機も同じでもずいぶんチェロの音色が違って聞こえます。
ある演奏なんかずいぶん音が詰まって聞こえます。
楽器が疲れていたんですかね。時期によってはヴォルフトーンが出たり出なかったり。いやもちろん楽器のせいではなく技術的な面やメンタルな面もあると思います。

楽器については、楽器のマッサージというのを発見しました。
マッサージといっても別に楽器をもんだり叩いたりするのではないですよ。
各弦のいろいろなフラジオレットを大きな音で鳴らすそうです。

こちらのページで紹介されていた方法です。

今は楽器の調子が良いので必要ないですが、音が詰まってきたらやってみようと思います。
タグ:チェロ
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2009年07月01日

オールド弦

チェロの弦の交換のタイミングがよくわかりません。3ヶ月位で替える人もいるようですが、私の場合ほとんど弾かないので長い間使ってます。
切れたら換えないといけないですが、今まで切れたことはないのです。
今つけているA線は3年前にチェロを始める時に買った弦です。

そしてG線のスピロコアはこのチェロを買った時に付いていた弦ですから30年前のものです。相当使っていたので替える時捨てようかと思いましたが、予備にとって置いたものです。

最近G線の鳴り方がもの足りなかったのでこのオールド弦を張ってみました。音量も十分だし音色も味があります。

弦は緩めていると鳴りが復活しますが、これほどだとは思わなかった。

しばらくはこの中古品を使おうと思います。
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2009年04月23日

すべらないエンドピン・ストッパー

ネットで注文していたエンドピン・ストッパーが届きました。
ある方が使っていたので紹介していただいたのです。


これは一般的なエンドピン・ストッパーと違ってエンドピンの方につけるのです。
HI3B0301.JPG


【メール便対応商品】チェロエンドピンストッパーWITH(ウィズ)という商品です。

解説には
「日本製。チェロ奏者が名古屋の専門店と開発した商品です。
特殊なゴムを使用してあり、あらゆる床にも対応し、従来よりも
小型なので、エンドピンゴムのような感覚で御使用いただけ、
取り付けたままケースにも収納できます。
床との設置面を塗れた布で拭けば何度でも御使用いただけます」
とあります。

確かに床にしっかり止まっていてすべりません。・・・・・・受験のお守りにいいかも?多少傾きが変わってもぴたっと床に吸い付いています。
うちはフローリングなので傷つけないようにこれを使っています。コンパクトでエンドピンにつけたままケースに入れても問題ありませんでした。

※同時に「腹出朗SINのチェロブログ」のSINさんもお買いになったようです。
タグ:チェロ
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2009年02月27日

ヘンレ版ノート

.jpg

真ん中の小さいのはヘンレ版のノートです。
文庫本サイズの五線譜です。
105円。かわいいので買ってしまいました。

昼休みにyoutubeを見ながら「おくりびと」のチェロの譜面を書いてみました。

楽譜.jpg
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2009年01月04日

チェロ初弾き

今日訪問先で何気なくテレビをつけたら、ドヴォルザークのチェロコンチェルトをやっていた。オケは千葉県少年少女オーケストラ。みたところおそらく中高生中心と思われるが、非常にきれいにまとまっていた。この曲コンチェルトといっても立派な管弦楽曲ですね。指揮は現田茂夫さん。うちの娘も一度お世話になった方です。
 チェロは川井真由美さん。なんか非常にゆったりと、全く気負いなく弾いていて、こういうドヴォコンもいいです。疲れない。一般的にいってドヴォコンって聴いていて疲れる演奏多い気がします。

さて帰り道にある楽器店に寄ってしまった。松脂を買いたかったのですが、ついでにウィンドウを眺めていたら試奏させていただきました。ということで今年の初弾き。
 450万円のドイツの楽器だったけど。う〜ん。確かに素直に鳴るけど、自分の音の好みではありませんでした。弾きこめばもっと鳴ってくる感じはありましたが、やはりイタリアの楽器がいいなぁ。

弓も見せていただきました。ここでひとつ知ったのはギヨームとベルナルドは同門だけど音の方向性が正反対だそうです。ギヨームは非常に反応が早く音が前に出るのに対し、ベルナルドは柔らかく広がりがあるらしい。自分にあっているのはどちらなのかわかりませんけど、先立つものが無い。でもこうやっていろいろ見ているうちに見えてくるのではないかと思います。
タグ:チェロ
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2008年12月31日

温度が下がると音は上がる

パソコン画面上にチューニングメーターを表示しながら引き続ける。
自分の音程が矯正できます。ただし一番美しいと思う音程が高めだったり低めだったり。まだまだ自分の耳が未熟なのか、平均律の欠点なのかわからないです。

練習が一段落して楽器を置いたまま窓を開けて約10分間バルコニーを出入りしていました。そして弾いてみると開放弦が全部高くなってる。2ヘルツ位。何でだろ。室温が下がったため弦が収縮してチューニングが上がると考えられる。逆にしばらく弾いていると指の体温で下がるのでは。

ということは弦が温まってからチューニングした法が狂いが少なくて良いのではないかと考えられるますね。
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2008年12月27日

遅れる原因

合奏で合わせる時、自信がなかったり気後れしているとわずかに遅れる。自分で気付いていない。

録音を聴いて初めてわかるんです。
100分の1秒ずつ遅れていることに。

ということでついにボイスレコーダーを買うことにしました。

テンポを意識する。来年のテーマだなぁ。
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2008年10月22日

低い音叉

ほんのポケットマネーで電子チューナーが買えるのに持っていない。持っているのは音叉。昔はこれしかなかった。

チューナーのように機械が教えてくれない。これも自分の耳を鍛えるにはいいか。でもいつもバッチリ合わせたと思っても人と合わせる合っていない気がする。パソコンのフリーソフトのチューナーで調べると442ヘルツの音叉が441.3。やはり合っていないのか。

最近長男がギターを始めたらしくて買ったチューナーで調べるとやはり442ヘルツより低いとでた。狂っていたのは自分の耳でなく音叉だったとわかった。
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2008年10月13日

弦はミディアム

弦楽器のメンテナンスの本でもう一つ記憶に残っていることがある。

それは「ミディアムを推奨する」ということ。

レアがいいんですが…ちゃう。ステーキの話やない。弦の話。

ミディアムが標準でありメーカーは力を入れてベストの製品を出しているということだった。

今はヤーガのフォルテやブリムのオーケストラを使っているが悪くないと思うんだけど…

タグ:チェロ
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2008年10月10日

腰のある弓

以前図書館で借りた弦楽器のメンテナンスの本、結局ろくに読まないうちに返却期限。

その中で記憶にあることを書き留める。

たとえ初心者でも選ぶ弓は腰の強いものでなければならない。
腰が強くないと表現できない技術がある。

今,オケ用に使っているカーボンファイバーの弓、安い弓だけどこの点は申し分ない。

そして、音色、弾き方の幅が広がってきた。いい弓を買うのは次のステップだろうか。

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ヴァイオリンの科学

先週の日本テレビ「所さんの目がテン」でヴァイオリンの科学をやっていた。

その中で印象に残っていたのは弓が現に触れる場所をスローモーションで拡大したもの。

ロジン(松脂)の粒子が弦を捕らえて横にはじいては次々と松脂がくっついて離れる様子。こういうのを実際見ると見事なものです。

それから音が出ているのが見えるカメラでいろいろな楽器を写したもの。ギターは表面板からだけ音が出てくるし,トランペットはベルから。でもヴァイオリンは表からも裏からも音が出ている。これが魂柱の働きによるものとして内視鏡カメラで楽器の内部を撮影。
もちろんこれはチェロにもいえること。

なぜヴァイオリンは素人には難しいか。これは弾いている人には常識ですが,弓が弦と直角に直線運動させるということが人間の体の関節を中心とした円運動の自然な動きと大きく違うから。

これを強制するために弓がまっすぐにしか動かないように強制するガイドをつけて弾いてみると初心者でもきれいな音が。

そういえば思い出したが夏に24時間テレビで8歳くらいの義手の女の子がヴァイオリンを弾くというのをやっていたが義手は関節がないためか,ガイドをつけていたのを思い出した。でも左手は自分の手なのですがとてもきれいなビブラートをかけていました。ヴァイオリンを始めてそんなにたっていないのに見事でした。
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2008年10月01日

あわや大惨事

 雨の中,チェロを右肩にかけて左手でかばんを持ち,右手で傘を差して練習のためいつものホールに急いで歩いていた。
 早足のためかケースの金具がミシミシと音を立てる。


突然,肩紐がはずれ,チェロの入ったケースがどんと道路に落ちた。
そして左右に揺れている。
両手をふさがれているのでその揺れをとめることができない。


ケースは雨の舗道にばたんと倒れた。!!!!

その後,起したわけだが,楽器は大丈夫だろうか。
ネックが外れているのではないだろうか。

雨の中,中をあけて確かめることはできない。

ケースのベルトを止めていた金具が破断していた。

何もないことを祈りつつケースを手に提げてホールまでの道のりを歩いた。なんて重いんだ。

ホールについてステージの上の団員には見られないように客席でそっとケースのふたを開ける。


ネックは飛んでいないようだ。

弦は・・・・・・緩んでいる。なぜかエンドピンも緩んでいる。
楽器は無傷で安心した。


あわや人災大惨事やわあ(回文)


タグ:チェロ
posted by ダンベルドア at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | チェロとパーツ