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2011年12月13日

林裕リサイタル

11月28日、林裕さんのリサイタルに行きました。

林さんは、チェリストコンポーザーシリーズと題して、実際にチェリストだった人の作曲した曲を多く取り上げてきています。

今回のプログラムは
・フレスコバルディ(カサド)/トッカータ
・ダヴィドフ/3つのサロン用小品
・ピァッティ/レース
・カザルス/バストラール
・セルヴェ/ペテルスブルクの思い出
・メンデルスゾーン/チェロソナタ第二番

メンデルスゾーン以外はすべてチェリストの作品です。トッカータもフレスコバルディの原曲が不明でカサドの作曲とする説が有力です。

これらチェリストの曲を林さんの演奏で実際に聴くと、決してただのエチュードのような無味乾燥なものではありませんでした。ただし、私にはすぐには弾けそうにない超絶技巧がちりばめられている曲も結構ありました。

トッカータは表現の大きな演奏。

メンデルスゾーンは速めのテンポで颯爽としたところが印象的でした。
メンデルスゾーンでは伴奏の鈴木華重子さんのピアノのうまさがチェロを引き立てていました。メンデルスゾーンのピアノは難しいのに、決してチェロの音を塗りつぶしさないピアノ。見事です。

ピァッティとセルヴェは技巧を織り交ぜながらチェロの良さを発揮しています。特にセルヴェ協会の会員の林さんはセルヴェ演奏の第一人者です。カザルスの作品は優しさの感じられる歌のモチーフが次々に現れます。カザルスの生前には演奏を封印されていて昨年ようやく陽の目をみた作品です。


アンコールは
・カザルス/鳥の歌
…以前に聴いたのと同様、ノンビブラートのソットヴォーチェで始まり、後半歌い上げて行くのが素晴らしいです。
・ポッパー/妖精の踊り…ポッパーも忘れてはいけませんね。とコメントして弾き始めました。もう譜面は外して楽しそうに軽やかに弾いています。
・カサド/親愛の言葉…
大きな表現でのびのびと歌っていました。よく知っている曲だということもありこの日の中で一番印象的な演奏でした。
・最後はサンサーンスの白鳥。これもそっと始まり、白鳥が飛び立つように盛り上がる演奏。白鳥は奥が深いなぁ、と思いました。
posted by ダンベルドア at 12:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | CD・ビデオ・コンサート
この記事へのコメント
カザルス/バストラールとは!
もう少し何か情報がありましたら教えていただけると嬉しいです。
Posted by たこすけ at 2011年12月14日 00:28
たこすけさん

誤植を訂正します。

バストラール

パストラル

詳しいことは今度伺ってみます。
Posted by ダンベルドア at 2011年12月14日 18:20
はじめまして。
いつも楽しくblog拝見させて頂いております。

突然のコメント大変失礼致します。

ピアノの鈴木さんの演奏は私も生で聴いたことがあり、素晴らしいと思いました。

専門はクラシックピアノですが、はじめてチェロの方の伴奏をさせて頂いた時から、チェロの魅力に心奪われた者ですo(^-^)o
管理人様と同じく神戸在住です。

不躾ながら、応援しております!
どうぞこれからも音楽と共に、良き日々をお過し下さいますように。。(^0^)

それではお邪魔致しましたm(__)m

Posted by のばら at 2011年12月24日 03:00
のばらさま

応援ありがとうございます。
私もチェロの音楽で人の心を奪えるようになれたらいいなぁと思います。
Posted by ダンベルドア at 2011年12月26日 00:19
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