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2011年09月03日

チェロの破損事故に気をつける

この間の発表会のときに,舞台の袖で待機して置いていたチェロにスタッフがぶつかってチェロの破損事故がおきました。ぶつかったチェロのエンドピンの先が隣のチェロにぶつかって,そのチェロの表面版が割れてしまったのです。割れはf字孔から下に10センチくらいの長さで,音に大きな影響は感じなかったのでそのまま本番を終えました。彼女は今年の春,楽器を買い換えたばかりでショックを受けていました。

修理してしかも修理代を補償してもらっても,楽器の破損箇所は残るから元には戻らないのです。

私も,本番前に舞台裏でチェロを蹴飛ばされて転がったそうです。そのとき私は席を外していました。幸い割れたりする破損にはならなかったようです。細かい傷はそれまでのがたくさんありますからそのとき傷がついたかはわかりません。他の人が狂ったチューニングを直してくれていて何事もなかったように本番を終えました。後で見たら駒が1センチ以上ずれていました。それで気がつかないんだから,のんきなものです。

チェロは大きい上に,コンバスほど丈夫でなくエンドピンはさらに飛び出ていますが,暗い舞台の袖では目立たないのです。それを横置きにするとかなり引っ掛けられやすいはずです。

事故予防のため,そういう場所で楽器から離れるときはケースに入れるか,絶対引っ掛けられない場所を見つけて置くかですかね。でも絶対はないでしょう。


* * * * *

今日の動画は昨日アップしたクニャーゼフの弾く

バッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードです。

とっても速いです。
posted by ダンベルドア at 00:45 | Comment(8) | TrackBack(0) | チェロとパーツ
この記事へのコメント
読みながら思わず、「おわっ!}と息を呑んでしまいました。

チェロ弾きには、なんと恐ろしい出来事。おまけに蹴ってしまった人も気の毒です。おそろしい。お見舞い申し上げます。

それにしても、駒がそんなに動くなんて・・・結構な衝撃だったんでしょうか。
Posted by ひろじ at 2011年09月04日 09:30
怖いですねえ(>_<)

加害者も被害者もつらいなあ


自分の楽器も、最近ぶつけまくってるので気をつけます
Posted by SIN at 2011年09月04日 10:23
ひろじさん

私のチェロの場合は、横に転がったらしく、駒は横にずれていました。

極力ケースに入れるのがベストですね。師匠はオケではそうしています。
Posted by ダンベルドア at 2011年09月04日 15:02
SINさん

SINさんの楽器は特にひ弱みたいだからお気をつけ下さいね。
Posted by ダンベルドア at 2011年09月04日 15:06
うーん。本番の前と後には色々とありますね
どうしても演奏に心が行きますから、
その前後はポケットになりやすい。
それでも気をつけるしかないですね。
Posted by えにお at 2011年09月04日 19:54
読んでいてドキドキしちゃいました。

極力ケースに入れる。これ本当に大事ですね。
あとチェロを置く場合はどんな短時間でもエンドピンを収納すること。本体は気をつけてもエンドピンの方にひっかかってしまうケースが多いですものね。

ついでにケースに入れてもケースを横にして置きたいですよね。万が一倒れた時のダメージを少なくしたい。ところがそんなスペースがないことも多々あります。以前、並べたチェロケースが次々と将棋倒しになったのを見たこともあるので並べて置くのはちょっと怖いです。

大勢が集まる場所ではお互いに気をつけるしかありませんね。
Posted by はるみ at 2011年09月05日 17:02
えにおさん

本番のときは,皆さん緊張している上に狭くて暗い楽屋をあるいていますから,基本的に楽器を離さないほうが良いのですね。

といって裸で持ち歩くのも神経使いますね。
Posted by ダンベルドア at 2011年09月05日 19:12
はるみさん

お久しぶりです。といっても発表会でたり,被災地に行ったり,飲食している話は読んでますよ。

チェロケースの将棋倒し!真っ青になりそうですね。

今気づいたのですが,裸で床に置かれる楽器ってチェロくらいですね。コンバスは専用の椅子だし,大き目の管楽器は皆さんスタンドを持ち歩いていますね。しかも管に比べたら高価なのに。

Posted by ダンベルドア at 2011年09月05日 19:25
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