「あの,それチェロですよね。この辺でチェロを持った人をたくさん見かけるんですけど,なんかあるんですか?」
はあ,そうなのか?気づかなかった。
芸文センターが駅前にありますけど・・・でも私はそんなにチェロ持った人に会いません。
そうしたら,
「どこかのオーケストラにはいっていますか。」
入っていますけど,ここではありません。
「私はバイオリンやっていてオーケストラに入っていましたが,今は弾いていません。」
ずいぶん懐かしそうでした。
2駅目で終点。別れてしまったけど,名刺でも渡しておけばよかったかな。・・・ちなみに私が音楽の出会いに渡すのは会社の名刺ではありません。こちらのチェロ名刺です。
そして,次の日。そう,ワンポイントレッスンで弾くために出かけて電車に座ったら,また声をかけられました。
「私もチェロを弾くんですよ。・・・いま立っているとき楽器を立てていましたね。倒れないかと心配でした。ケースに触れておかないと・・・」
ありがとうございます。こういうものです。と今度は私の名刺を渡しました。
そうしたら,その人からも名刺を頂いてみると大阪の楽器店の社長さんでした。
一度いったことがありますが,チェロもバイオリンも弓もたくさん置いてありました。
「チェロは倒れるとネックが折れます。それを修理するのは結構面倒なんですよ。」
ハイ,気をつけます。
実は,初めて言うけど,昔ネックを折ったことがあります。(ボソッ)
そういえばその方,今度ラフマニノフのソナタを弾くとおっしゃってました。
あの緩徐楽章は私もそのうち弾いてみたいですね。
1000チェロのときの新幹線もそうでしたけど,チェロを持っていてお互いチェロを弾くとわかるとと初対面の人とも話が尽きないですね。