ひとつは12パート編成でどの曲も念入りに編曲されているうえに難易度が高く初見の身には結構ハードでした。なにしろ左手は親指酷使、右手はシンコベ入りの細かい音符。ボーイング無しフィンガリング無し。…でも楽しかったですよ。
今ホットな曲の編曲もあってバラエティー豊かです。皆さんレベルが高く素晴らしかったです。
もう一つはプロのかたに指導を受けながらの4人のアンサンブルです。曲はマタイ受難曲のあのバイオリンオブリガートつきのアリアです。バイオリンとアルトと伴奏オケをチェロ4本でやるというSさんの意欲的な編曲です。これはボーイングの付け方と歌い方の指導を細かくして頂いて勉強になりました。
そう、集まる前にSさんとチェロアンサンブルをいかに運営したらよいかみたいな話をしました。
参考になります。
なんとまあ、ぎょっとするような曲をアンサンブルなさいましたね。
基本的には、オブリガートの独奏ヴァイオリンパートと通奏低音とアルトの三人で成り立つんでしょうかね。
そんなに単純でもないか。
この前、カール・リヒターのDVDを見たら、オブリガートのヴァイオリンソロ、実にいい味出していましたよ。
ちょっと無骨だけれど、ものすごくやさしくて、いっぱいの涙をこらえて、毅然として弾いているって感じ。
いかにもドイツの良い男って感じ。
第一回1000人のチェロで鳥の歌を弾いたボルヴィツキーさんと雰囲気が似ていましたよ。
そうです。Erbarme dichです。
リヒターはCDは持っていますが同じ人かなあ?
実は私のこの曲のデフォルトはメンゲルベルク。・・・ポルタメントたっぷりのバイオリンとルバートかけまくりの古楽器的なバッハとはかけはなれた演奏ですが,自分の中ではこれが自然に聞こえます。
まあどんな演奏にしてもチェロではどうやってもこの曲のバイオリンの真似は出来ないと思います。
バッハの音楽の絶対的な内容の高さから言えばけっこういいかも知れませんよ。
メンゲルベルクは僕も最初に聴いた一枚です。
古学の立場の方はどう思うかわかりませんが、
僕は最高の名演奏の一つだと思っていますよ。
あの録音のErbarme dichはすすり泣きが聞こえますね。
でもアルトソロは意外ととクールに歌っていた記憶があります。
ヴァイオリンオブリガートはポルタメントたっぷりですけれどね。
メンゲルベルクの場合、大時代的ロマン主義と言いながら、
実にクールで緻密な設計図があって、見事だという他ありません。
バッハの音楽の絶対的な内容の高さから言えばけっこういいかも知れませんよ。
メンゲルベルクは僕も最初に聴いた一枚です。
古学の立場の方はどう思うかわかりませんが、
僕は最高の名演奏の一つだと思っていますよ。
あの録音のErbarme dichはすすり泣きが聞こえますね。
でもアルトソロは意外ととクールに歌っていた記憶があります。
ヴァイオリンオブリガートはポルタメントたっぷりですけれどね。
メンゲルベルクの場合、大時代的ロマン主義と言いながら、
実にクールで緻密な設計図があって、見事だという他ありません。
なんてたってバッハですから。
シャイコンヌをチェロアンサンブルでやるよりもずっと良いと思います。
メンゲルベルクの演奏は今もって最高の演奏だと思います。
ロマン主義的大時代がかった表現と言われますが、
実に緻密な音楽の設計図をメンゲルベルクは作っていたので、けっこうクールに決まっているところもあります。
あの演奏のアルトソロもけっこうクールだったような記憶があります。
テノールはこれまた史上最高のエヴァンゲリスト、カール・エルプですね。
北欧風の澄み切った声が忘れられません。
あの大きなルバートもオーケストラ,合唱とも一糸乱れず行われるメンゲルベルクは精密な設計図を作っていたのは良くわかります。練習もかなり厳しかったようです。
アルトソロ確かに情に流されていないですね。カール・エルプはやはり「エリ,エリ〜」の部分が印象的ですね。