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2009年11月07日

オー・マイスキー

11月5日はミッシャ・マイスキーのコンサートの招待券を頂きました。場所は大阪のザ・シンフォニーホール。

大きなホールなのでチェロのソロが聞こえるのかと思いましたが,結構前の席だったので安心しました。

プログラムは

第一部
ベートーヴェン:モーツァルト歌劇『魔笛』の主題による7つの変奏曲
ファリャ:スペイン民謡組曲
ドビュッシー:チェロ・ソナタ 二短調

第二部
ヘンデル:歌劇『セルセ』よりラルゴ
モーツァルト:歌劇『魔笛』よりアリア「あぁ、愛の喜びは露と消え」
シューベルト:「美しい水車屋の娘」より「水車屋と小川」
ブラームス:「6つの歌」より「愛のまこと」 Op.3-1
メンデルスゾーン:「無言歌集」より「五月のそよ風」 Op.62-1
R.シュトラウス:明日の朝 Op.27-4
サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より「あなたの声にわが心は開く」
チャイコフスキー:「6つの歌」より「ただあこがれを知る者だけが」Op.6-6
ラフマニノフ:「12の歌」より「何という苦しさ(春の悲しみ)」Op.21-12
バルトーク:ルーマニア民族舞曲

ベートーベンは,一音一音弓の緩急をつけていくニュアンスたっぷりな演奏でした。彼の娘のリリーのピアノもルバートの多いこの表現に良く合わせてました。

ファリァは近代なのでそんな表現も気にならなかった。ただし少し楽器が鳴っていない気がしました。この楽器はあのモンターニャなのでしょうか。形が細身に見えたのですが…、。

さて後半は歌曲からの編曲で9曲です。ヘンデルからラフマニノフまで古今東西のメロディーのメドレー。CDでも好んで入れているマイスキーらしいプログラム。

最近のCDを聴いて、僕が受け入れられなかった、過剰なビブラートは余りなくなっていて素直に歌に入り込めました。

そして,最後のバルトークは盛り上がって、ハンガリーの民族的な雰囲気が良く伝わってきました。古典よりこういう曲があっているように感じます。楽器も良く鳴ってきました。

そしてアンコールは4曲。

・久石譲:おくりびと
  2回繰り返してたっぷり情感をこめたおくりびと。
・ショスタコーヴィチ:チェロソナタ〜第2楽章
  テンポが速い。ピアノがついてくのが大変。
・スクリャービン:ロマンス
  これはピアノ曲なのかな?
・ロシア民謡:あなたに会ったとき
  この曲だけ譜面台をはずして弾いていました。曲は知らないけど,マイスキーは一番を情感をこめて弾いていたようでした。

アンコールが一番のっていました。コンサート行くといつも思うんですけど・・・。メインよりデザートの方が印象に残っているということかな。

タグ:チェロ
posted by ダンベルドア at 12:32 | Comment(2) | TrackBack(1) | CD・ビデオ・コンサート
この記事へのコメント
マイスキー は私の好きな演奏家で、何度も聴きに行きました。
演奏も素晴らしいですが、人間としても魅力を感じます。
モーツァルト:「魔笛」より「愛の喜びは露と消え」が演奏されていたようですね。
魔笛といえば、私もブログに、オペラ「魔笛」の記事を書きましたので
是非読んでみてください。
http://desireart.exblog.jp/9196496/
よろしかったらブログの中に書き込みして下さい。
何でもお気軽に書き込んで下さい。
Posted by dezire at 2009年11月07日 19:07
dezireさん

初めまして。

あとでマイスキーにサインをもらいに行ったのですが,本当に人のよさそうな方でした。
Posted by ダンベルドア at 2009年11月07日 23:29
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