その中である表示に目が留まりました。「アントニオ・ストラディバリウス」
「お手を触れないでください」
えっ。これがあのストラドのチェロ!
じ〜っと観察していたらお店の方から声をかけていただきました。
「あなたはチェロを弾かれますか?」
「はい」
「これを弾いてみますか?」
!!!・・・
低音域はかなり楽に鳴ります。ピチカートするとボンと響きます。ただし弓で弾く音は新作のような元気な音ではない気がします。
高音域も穏やかな音だがかなり倍音の豊富な音です。倍音は今まで弾いた楽器の中では最大かもしれないです。
恐らくストラディバリウスの真価を本当に知るのは、毎日弾いて仲良くなってからでしょうね。
この話をしたら「本当に本物ですか?」と聞かれましたが、私には鑑定する力はないのでわかりません。