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2012年12月27日

ピチカートはどの指で?

 今オケで練習している曲で「魔法使いの弟子」があります。楽しい曲ですね。ディズニーアニメのファンタジアではミッキーが主役で音楽ぴったりの動画が素晴らしいですね。知人に話したら、音大出てるのにこのアニメは知らないって言うんでびっくりしました。古いアニメだからDVDとかの存在もわからないかもしれないですね。

 曲はファゴットを始め管楽器が大活躍でチェロはそんなに目立たないですが、チェロの譜面がなかなか難しいです。あるアマオケのチェロ弾きさんのホームページには今まで弾いたオケのチェロパートの中で一番難しいとありました。理由は速い、跳躍の音が取れないなどあるのですが、ピチカートも相当速いのです。

 ギターでは弦を弾くのに複数の指を使うので相当早くても楽に弾けますが、チェロは一本指でしかも弓を持ちながら弦を弾くので本当に忙しいですね。

といって二本指では速く弾くのに合理的でも、弦を大きく振動させにくいのでオケには向かないです。それに弓を持ちながらやるのはかえって動かしにくいです。ピチカートって弾き方についてメソッドがないですね。私が知らないだけ?
どの指でやるんでしょうか。プロの方を見てると小指以外はどの指も使うのをみたことあるのでありだと思うのですが、私はいつも中指です。これは深いピチカートらしい音がでるからです。でも速いところは弾きにくいかな。右手は安定した方が速く弾くのに有利なので、指板に親指をつけて固定して指だけ動かすといいです。この場合人差し指が一番弾きやすくて速く弾けました。なので、本番はこれでやります。ただし爪はかなりしっかり切っておかないと雑音が入るのでしばらくはギターは弾けません。
posted by ダンベルドア at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年12月22日

オクターブの練習

色々な曲で編者として名前はよく目にしていたピアッティという人の作曲したノットゥルノという小品を弾こうと思っています。試験の課題によくでるあの技巧的なカプリスの作者とは思えないエレガントな曲で、あまり難しいところはありません。

ただ、後半のクライマックスに旋律がオクターブのダブルになります。ここが何回やっても音程が決まらないです。

オクターブは親指と3の指で押さえますが、その間隔はメロディーの上下で変化しますので音程を合わせるのがとても難しいです。

ぴったりあった時は衝撃的に美しいのですがあわないと強烈な不協和音です。これをいつもぴったり合わせるには、どの音でもそこにきたら自動的にその指の間隔になるように体に覚え込ませないと無理でしょうね。

最初から2本の弦を鳴らそうとすると混乱するので、まず一本の弦で正しい間隔を練習してみます。オクターブの指の間隔は4度(ドを押さえたらファ)の位置ですが、これはフラジオレット(ハーモニックス)がきれいに鳴る位置です。弦の長さのちょうど4分の1の場所で元の音の2オクターブの音が出る場所ですね。

そこでどの位置でもきれいに鳴るように、夜中に上がったり下がったりの練習でヒューヒューいわせてます。

一回や二回じゃマスターできません。毎日やらないと・・・
posted by ダンベルドア at 20:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2012年12月17日

200年前のピアノを弾かせてもらう

京都文化博物館でヴァイオリンの知人がコンサートするお知らせを頂きました。

13時から17時過ぎまで、ヴァイオリン、フルート、ピアノ、コントラバス、アンサンブル、女性合唱とにかく盛りだくさん。好きなのだけ聴いて出入り自由ということだったのだけど全部聴きました。

トップのヴァイオリンはモーツァルトやサラサーテで頑張ってました。コントラバスでベートーベンのチェロソナタを弾かれていたのは面白かったです。チェロの音域を下げないでほぼそのまま弾いているんです。鱒はコントラバスがチェロのパート掛け持ちでクラリネットがビオラパートを吹いてなかなか面白いサウンドでした。

ピアノは現代の楽器と1806年製の日本にある一番古いフォルテピアノを交互に聴かせてくれました。フォルテピアノを生で聴くのは初めてで、音量が小さいことを知りました。今のピアノの4分の1くらいの音量かな?

音は残響がなくてペンペンいってる(笑)小さな部屋で弾くのにぴったり!味のある音です。

休憩時間に希望すれば試弾できますといわれたので早速弾かせてもらいました。実はフォルテピアノを弾く機会があったら弾いてみたい曲、月光を弾いてみました。もうぴったりですね。この曲の楽譜をみると低音域にEよりも低い音がないと気付いていましたがこのピアノがまさにそうでした。このピアノを修復した人から「月光はこのピアノが作られた頃に作曲されたのでベートーベンはこの響きを聴いていたのです」といわれました。

「現代のピアノよりもピッチが全音ほど低いのですが弾きにくくないですか?」といわれましたが、私は絶対音感がなくて大体音感なので全然気付きもしませんでした。

ところが私の後に試弾した人は大人も子供もピッチが低くてうまく弾けないっていっていました。

絶対音感が強すぎると不便なものなんだと感じました。
posted by ダンベルドア at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年12月11日

重音奏法で開かない指を開く

私はギターを弾いていたこともあって重音は得意なほうなのです。ギターは和音やベースやメロディーを同時に弾くことがあって弾く前に先に弾くべき音を全部押さえておくことが多いので,チェロのコードは簡単に感じるのです。
でもギターはフレットがあるので押さえる位置が多少ずれても弾けますが,チェロは正しい音程を取るためには苦労します。

押さえた指はどうしても縮まってくるので,最初指を開き気味に押さえて,押さえてから指を狭めて正しい位置に持ってくることでコントロールするそうです。この逆に,押さえてから,拡げるのは困難だからです。
特に2,3の指は拡がりにくいです。たとえば,D線のファを2で押さえて,G線のシを3で同時に押さえ,次にD線のミを1,G線のドを4で押さえて解決する音形の場合,ファは下の方に,シは上の方に動こうとする導音なので,ファは低めに,シは高めに押さえると良いのですが・・・

指が開かない! 無理です!!。

そう思ったけど,大丈夫。この場合,手をヴァイオリンを弾く左手のように傾けると楽に押さえられました。

これが最近の収穫のひとつでした。

posted by ダンベルドア at 14:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | チェロの練習

2012年12月05日

左手の方がいい音

チェロを弾いていてふと思ったのです。

左手で弾いたらどうなるだろう。

私は左利きではありません。でも初心者の気持ちを思い出して、何かヒントがあるかな。。。と

で、弾いてみました。
左手に弓を持つ。本当にうまく持てませんねえ。最初はこうだった。

開放弦を弾いてみます。D線、G線、それからA線、C線。原則はわかっています。弓は元から先まで直角に、腕の重みをしっかりかけて同じ音量で…

えっ?何かすごくいい音がします。うまく強弱のコントロールができないのですが、楽器が良く鳴ってでかい音が出るのです。くっきりとした音です。

何故でしょうか?チェロが顔の右側にあるので聞こえ方が違うからかも…そう考えて、ネックが顔の右側の体勢そのままに普通に右手で弓を持って弾きました。こちらの方が優しくきれいな音ですが、左手の力強さと生命力のある音に負けています。

左手はボーイングに関しては全くの初心者なのですが、癖はついていないのだからかもしれません。

左手は複雑なことは何ひとつできないのでサウスポーで曲を弾こうとは思いませんがこの力強さは右手にも取り入れたいと思います。


なお、この記事は私の個人的感想を述べただけで、多くのひとに普遍性があるかは不明ですm(_ _)m
posted by ダンベルドア at 18:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | チェロ奏法