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2012年08月24日

チェロの弱音の秘密

ネタバレになると申し訳ないのでこれから映画「自尊を弦の響きにのせて〜96歳のチェリスト 青木十良〜」を観られる方は、続きを読まないでくださいね。関西では十三の上映は終わりましたが、9月に京都で上映されるようです。名古屋でも再上映されるそうです。

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posted by ダンベルドア at 13:01 | Comment(3) | TrackBack(0) | チェロ奏法

2012年08月16日

初めてのチェロデュオ

友達のチェリストとチェロのデュオで遊びました。

デュオの曲集は持っているものの、一度もやったことがありません。実は彼女もデュオは弾いたことがないらしいです。

楽譜はfor beginnersと書いてある曲集…ドンジョバンニのアリアをドッツァウアーが変奏曲にしたのや、ヘンデルの優勝の歌をクーナウが変奏曲にしたのとか、きれいで面白いです。

東京の友達からいただいた楽譜…結構デュオがありました。ハイドンやモーツァルトのファゴットとの二重奏曲。この曲は聴いた時はあまり印象強くなかったけど、弾くといいですね。

それに何曲かとても美しい曲を編曲しました。
「風の名前を教えて」…こんなきれいな曲がなんで作者不詳なのか教えて!

クレンゲルの賛歌…チェロ12台の曲を一気に2台に凝縮!重音の連続でめちゃ難しいけど音程がはまると美しい。

胡桃割人形より…面白いでも時間がなくて弾けませんでした。

初見にもかかわらずパートナーは、まず音程を外さないのでとてもあわせやすく気持ち良かったです。デュオは、自分の音も相手の音も良く聴けて音程もリズムもあわせやすいし、同じ音色やので和音の美しさが良いと思いました。

今後も編曲も入れてレパートリーを増やしていきます。
posted by ダンベルドア at 10:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | チェロのつながり

2012年08月09日

ビブラートを合わせる

最近、面識のないピアニストの方から突然ピアノトリオをやりませんかとお誘いいただきました。お世話になっているかたと同じ音大を出られて知り合いらしいのでお引き受けしました。

室内楽では弦楽四重奏はやったことあるのにピアノ三重奏はやったことが全くない。嬉しいです。
一度合わせて思ったのは、ピアノ三重奏はチェロとヴァイオリンがオクターブで同じ旋律を弾くことがしばしばあります。
これは弦楽四重奏ではほとんどないですね。

いかにぴったり合わせて歌えるか。音程とリズムを合わせるのは当然。といっても簡単ではないですが(≧▽≦)ゞ
初めて体験したのがビブラートの数、周期を合わせるということ。これが合うと、未体験の美しさ。難しいようだけどヴァイオリンをよく聴いて合わせる気になればできそうです!
posted by ダンベルドア at 00:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | チェロ奏法

2012年08月07日

ビブラートの工夫

以前にも書いたが、もっと重みのあるビブラートをといわれることがあります。

ビブラートは初心者の頃の方が自然だった気がします。もっとかけようとかもっと表情をと思っているのが逆効果では?

自然が不自然になっては気持ちよく聴こえません。もっとも大家といわれるプロでも不自然なビブラートと思えるのは価値観の違い?

私としてはゆったりと伸びやかなビブラートが好きなのでちりめんビブラートは嫌い。ちなみにちりめん(縮緬)は細かいシワがある布で、ちりめんビブラートは細かく速く浮いたビブラートをいうのだが、学生と話していたらみんなちりめんじゃこから来ていると思っていたらしい。ちりめんじゃこではビブラートにならないでしょう。

私のビブラートは比較的ゆっくりです。ギターでは速いのに。そしてかけるところかけないところを使い分けます。初めは意識してそうしてたのに、今はなんかオートマチックなってしまいます。友達は先生からビブラートは何回いれるか数えてかけなさいといわれるそうです。なかなか難しいです。

チェロのビブラートは音程を揺らすことでかかります。最近気づいたのですが上手いひとは音程の変化でなく音量の変化しか聴こえません。
どうしてかな?私もあるポジション、ある指ではそうなるのでその理由を探っていきたいと思います。
posted by ダンベルドア at 14:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | チェロ奏法